血統勉強「クロス」って何?
今まで、競走馬の血統について、掘り下げて調べた事はありませんでした。
しかしながら、一口馬主ともなると少しは知っておきたいと、スマホで簡単リサーチして見ました。
詳しい方からすると、今更あんたは何を言ってるの?となりますが、私の様な初心者でも分かるように記してみます。
※サーチしたら他にいくらでもクロスについての詳細ははヒットするので、敢えて私のブログで確認する必要はありません。
気になる言葉から分かった事を記します。
それは「クロス」です。
良く、「五代目までに生じたクロス」と血統表などの下に記される事があります。
それとゲームのダビスタで交配するために種牡馬を探していると「素晴らしい配合です!ニジンスキーの3×4ですね!」みたいな事を言われます。
ダビスタをやったことのある人ならば分かりますよね。まぁ、これで大概の想像はつきます。
種牡馬と繁殖牝馬の五代血統に於いて、先祖に同じ血を引いている分けです。
父と母でその同じ血が交配されると、その血が濃くなると言われているのです。
しかし、その血が濃いから全てが良いと言うわけではありません。近親馬の血が濃いと心身に悪影響を及ぼす可能性が高まるからです。
これは昔から人間社会も同じで、遠縁でも親族では結婚しませんよね。
その絶妙な配合バランスが3×4の様です。3×4の意味3世代目と4世代目に同じ血を引いていると言う意味になります。
この配合に近い、バランスでクロスが多く生じれば、そのクロスされた血統背景の影響を強く受けた競走馬が生まれてくる可能性が高くなると言う事なのでしょう。
私が出資したデプロマトウショウ'21で確認しましょう。
この馬の五代血統表をカタログで見ると、下にノーザンダンサーのクロスについて記載があります。
表にも分かりやすくオレンジでマーキングされていますが、母方の4代目、父方の5代目にクロスが発生しています。これは4×5のノーザンダンサーのクロスになるわけです。
ノーザンダンサーの血が強く、子供に影響する配合と言う事を記したいのでしょう。
ノーザンダンサーは世界二大血統と言われている血であり期待感は膨らみます。二大血統とはノーザンダンサーとミスタープロスペクターの事を指しており、競走馬の大半はこの二頭から生まれた子供、孫で勢力が二分している様です。※詳細は割愛します。
良く血統背景で予想家の方がノーザンダンサー系、ミスプロ系とざっくり言われているのはそのためか、、とようやく分かりました。
クロスの話に戻しますが、世代によって競走馬の血量が数%と決まっていて、4×3の18.75%が「奇跡の血量」と呼ばれているそうです。それ以上は悪影響を及ぼす可能性があるためにその血量数値を超える配合は基本的にしていないようです。
かなり難しい話になって来ました。世代別の血量数値等は割愛します。興味のある方は調べてみて下さい。
昨年の年度代表馬のエフフォーリアの五代血統表を是非見て頂きたい。
種牡馬最高峰のサンデーサイレンスが4×3、ヘイルトゥリーズンが5×5でクロスしていました。
日本競馬を変えた種牡馬サンデーサイレンスの血が、まさに絶妙バランス4×3の18.75%で配合されていたのです。
競走馬に於いて血統の話抜きでは語れませんね。ほんの少しですが血統について理解度が上がりました。
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