出資馬の回収目標は?
損益分岐点とまで細かい事は言わないまでも、募集価格帯での目標ボトムラインをネットで調べていたら、おぼろげながら分かって来たので整理してみます。
競走馬として長く走れば維持費もかかるので一概には当てはまりませんが、ざっくり「この募集価格帯の馬ならばこれぐらい勝たないと回収自体が難しい…」を、自分の出資馬8頭で確認してみました。
募集価格帯別 回収目標
回収目標 G1勝利
対象馬 ベランジェール 9,100万(一口4.5万)
回収目標 G3勝利
対象馬 シンハナーダ 6,200万(一口3.1万)
対象馬 シャンパンポップ 5,800万(一口2.9万)
回収目標 3勝クラス突破
対象馬 レイデラルース 3,600万(一口1.8万)
対象馬 スマイルコレクター 3,500万(一口1.75万)
対象馬 リヤンイヴェール 3,500万(一口1.75万)
対象馬 パリッドキャリア 3,000万(一口1.5万)
回収目標 2勝クラス突破
対象馬 グランツベリー 1,400万(一口0.7万)
昔で言う500万クラスが1勝クラスと考えれば、1,000万クラスは2勝クラス、3勝クラスは1,600万クラスに該当するので合致します。
3勝していれば最低限3,100万賞金を稼いでいる筈です。それまでに掲示板内に入っていれば賞金も加算される筈。募集で3,000万クラスの出資馬はほぼ8割方は回収出来るレベルになります。
ベランジェールのG1勝利はハードルが高過ぎて、これくらい高額な募集馬を購入するには、かなり吟味しないと1/3のすら回収出来る可能性は極めて低いです。
G2、G3を複数勝てれば回収出来る可能性はあるのですが、それ自体もかなりハードルが高い。
一口馬主は募集価格イコールの回収では無く、賞金もかなり減算されてから手元に来るので、先程の目標はあくまでも額面上のボトムラインであり、もっと勝利しないことには維持費を含めての100%の回収はほぼ不可能でしょう。
そもそも100%回収出来ると思って一口馬主をスタートしていませんが、募集価格の高い競走馬を一口買う事自体が既に赤字モードなので、3,000万前後で走りそうな競走馬を物色していた方が回収率自体は上がりそうです。
それでも出資しているのは、自分の出資馬達が大きな舞台で活躍するのを願っているだけなのです。
日本の重賞の優勝賞金を調べて見ました。
高額な賞金の順番でみると有馬記念、ジャパンカップが5億円、次いで日本ダービーが3億円、天皇賞春・秋、宝塚記念が2億2,000万円でした。
あとのG1は1億~2億円の間が平均的で、2歳G1では1億円にも届きません。
フェブラリーSも優勝賞金は1億2000万なので、ダートの有力馬達が今回のサウジカップに向かってしまうのも頷けます。3着でもフェブラリーSの賞金の2倍以上の設定になっているみたいです。
今年、私は8頭の現役馬が今年はいるわけですが、はたして回収率100%の出資馬が一頭でもいるのかどうか…これが現実なんでしょうね。
万が一この出資馬の中でグレードレースに出走出来る様な馬がいたら、それだけでも私はかなり運がよいのでしょう。
先日、重賞勝利を一口馬主を始めて20年目にようやく達成出来た!と言うTwitterの書き込みがありました。それが現実なのでしょう。その方は今まで何頭の馬に出資をして来たのでしょうね。
やはり、ひとつの勝利がとても大事なものであり、それは未勝利レースでも、重賞レースでも同じ価値であると、一口馬主という立場からは思えてくるかも知れません。
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