DMMと広尾の分配差額?!
あまり詳しく無いのですが、同じ2000口の馬に出資してどうしてこれだけ賞金分配金額が異なるのか?分かる範囲で調べて見ました。
最近、広尾ではグランツベリーが、DMMバヌーシーではレイデラルースが未勝利戦を勝ち上がりました。
さあ、気になる賞金の配当分配は?
その前に2社の仕組みの違いに触れたいと思います。
まず、自分の愛馬が勝利します。その分配金の振込タイミングは…
広尾
出走月の翌月27日の分配になります。月々の請求日と同じ日のために相殺される感じになります。
グランツベリーの場合は9/3の勝利でしたが、分配金の振込は10/27と約2ヶ月弱になりました。
DMM
出走した翌週の金曜日になります。一週間以内に振込がなされるのでとてもスピード感があります。
クラブの手数料
広尾 5% : DMM 3% 正直それほどは変わりません。
実際に未勝利戦を勝利し振り込まれた金額を比べて見ようと思います。
広尾 2,032円 : DMM 2,822円 (1/2000口)
同じ一口でも随分と差額があるように感じてしまいます。差額で言うと何が違うのでしょうか?
差額790円、未勝利戦でこの金額差は大きいですね。約3割近い差がありますから…
振り込まれた内容をその二社で調べてみると、広尾では着外の場合には振込は発生していませんが、DMMでは振込が発生しています。
内容の違いは「特別出走手当」でした。DMMからは219円の振込がレイデラルースのデビュー戦、12着の時に出走手当が支払われたと言うことになります。
「特別出走手当」はグランツベリーの明細で調べてみると平均的に47万の支払いが明細に記載されていました。
こちらは全ての出走馬に支払われ、条件に応じて若干のプラス、マイナス金額が発生するようです。
例えば芝1800m以上の平地出走で+60,000円、新馬戦で+30,000円などです。
ちなみに減額措置は9着以下で1着馬からのタイム差が規定を超えると半額に減額されたりします
更に6着~9着までの競走馬にも「出走奨励金」が支給されます。こちらは本賞金の金額に応じて着順で8~3%支払われます。
減額措置は1着馬からのタイム差が規定を超えると不交付となります。今回は1着の賞金のため対象外で参考までに記しました。
広尾はこの特別出走手当は引退時清算とあり、レース後に都度支払われません。
合わせて、広尾グランツベリーの明細ではJRA源泉税約54万が既に本賞金から控除されており、こちらは年次分配される様です。
DMMに於いては都度清算とあり、JRA源泉税はクラブの建替えとありました。
という事は「特別出走手当」47万とJRA源泉税約54万が、広尾では配当から控除さらている事になります。
約100万になりますから、実際にグランツベリーの明細に基づいて試算しますと、
獲得賞金747万(特別出走手当含む)から、JRA源泉税を除いた控除額の239万を引き、2000口で割り一口辺りの分配金を試算してみます。
(747万―239万)÷2000口=約2,776円
(DMMレイデラルース : 未勝利戦分配 2,822円)
広尾とDMMとの手数料差が2%あるとして、まあ誤差の範囲でしょうか…
結論からすると、クラブの手数料の違いだけで先に貰えるか、後で年次配分や引退清算で貰えるかの違いだけと言うことになります。
ちなみにグランツベリーの源泉税年次分配は来年2月に約1400円(2口)ぐらいでしょうか。
グランツベリーは沢山出走してくれる仔なので、特別出走手当はかなりの金額になりそうです。
12戦しているので47万×12戦×2口で1,128万を既に獲得しています。年間で未勝利馬の1,000万以上の特別出走手当は優等生だと思います。
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