落鉄問題

先日のバレンタインステークスですが、馬券が取れたのは良いとして別の話題が掲示板を賑わしている。

ヘラルドバローズがレース前の輪のり段階で右後肢の蹄鉄を落鉄しスタート発走が遅れた。

テレビで中継していたのでリアルに見ていましたが、8分の発走遅延。

見ていて怖かったのは蹄鉄師が脚を押さえていた時に、師を脚で振り落とそうとして1メートルくらい吹っ飛ばされていた映像でした(汗)
蹴飛ばされたのかの様に見え「これはヤバイ!」と思ったが直ぐに立ち上がったのは幸いでした。

その後も脚から外れかかった蹄鉄を外そうとするが、馬が動いてしまいなかなか外せない。

やっとの事で外せたのは5分過ぎぐらい…その後、蹄鉄の打ち直しを新たにするかと思いきや津村ジョッキー騎乗。あれれ!?

アナウンスでは「蹄鉄の打ち直しが不可能と判断し、そのまま発走します」と発表しました。

場内はどよめいていましたね。

走る前から蹄鉄が無い状態でも発走はさせる事が出来る規則は知りませんでした。

私もヘラルドバローズは流し目にも入れていました。7番人気でしたし、前走は今回の勝ち馬レッドヴェイロンとはハナ差の三着でしたから期待して馬券を買った人もいるでしょう。


よくレース後のコメントで負けたりした時に「レース中に落鉄があり、その影響があった…」とジョッキーが語る事があります。

それを聞いてしまうと明らかに万全では無い状態で走っているのは明白ですよね。


ダート、芝ならば明らかに芝は走り難そうですが、ダートだから大丈夫とは言えません。

そもそも蹄鉄は蹄を痛めない様にするための足袋?靴?みたいなものだと言う事です。

そう言えばベランジェールも蹄鉄の角度やらの調整を前走はしていました。蹄鉄が合わないと走りのバランスに影響が出ると言う事です。


「落鉄してもレース中であればレースを続けなくてはならない」これは仕方ないとして、レース前に落鉄が発覚したケースは「10分以内に蹄鉄の打ち直しが不可能ならば出走は取り止める」などの規則は設けるべきでは無いかと思えます。


明らかに落鉄した馬にベットをした人間としたら、公平性には欠けていますよね。
陸上競技で仮に短距離走る人が片方のシューズがスタート直前に破れて、替えが無いので片方のシューズだけで走っても最高の結果は出せないでしょう…


そうで無ければレース後に「落鉄が影響した…」とは実際に騎乗しているジョッキーは言わないでしょう。

今回は公正を保つJRAにしては不思議な案件が浮き彫りになった様な気がします。

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