「ベランジェール」6戦目リザルト

※写真:PSPS-KIZUNAさんのXより

この仔には未勝利戦ラストチャンスでした。

前走から中2週で挑んだこのレースであの様な豪脚を良く繰り出してくれました(涙)


ルメール騎手、木村哲也先生、厩舎関係者の皆様には感謝の言葉しかありません。
最後まで粘り強くベランジェールを育成し、勝たせてくれました。

昨年のグランツベリーもそうでしたが、今年もこの様なドラマティックな勝ち上がりは心臓に悪いと共に、目頭が熱くなります…(笑)


ベランジェールも厩舎の方々の気持ちに応えるために一生懸命走ったのでしょう。

競走馬一勝の重さ…改めて感じました。


さて、レース展開。

大外の18番枠を引いた時は「よりによってなんでや〜、最悪だ!」と思いました。

しかし、ルメール騎手がいます。彼ならそんなマイナス材料は吹き飛ばしてくれるだろうと、前向きに捉えました。

スタートすると五分の出で悪くはありません。
捲って前目を確保するのか?と思いきや中団辺りかな?と…映像が切り替わり、引きの画面で隊列の映像。

前から順番に馬名を紹介するアナウンサー。しかし、ベランジェールの名前は呼ばれない…

焦る自分が後方に目をやると後ろから3番目の位置取りにピンク帽にブラックの勝負服。

あららら、まさかの後方から一気を狙っているの?
2戦目も後方から捲って来たけど、前走のコメントだと「走りにロスがあり脚が溜まらない…」と言っていたので「大丈夫なのか?」と私も少し狼狽。


4コーナーで大外にルメール騎手がベランジェールをエスコートすると、前に17番キャンディレイがいて、外にはらみそうな雰囲気…更に大外を選択する。

中団では前走で上向き調子の3番人気ジョブックノワが早めに抜け出し先頭に立つ。


この縦長の展開で最後方からは「万事休すか?」と思われましたが、残り200mからベランジェールはエンジン全開の加速を始め、ジョブックノワを追い詰めて、残り50mを切る頃には完全に捉えて先頭に並び、そしてゴールを駆け抜けました。


ハラハラドキドキのレース展開に私もテレビ画面に釘付けになりました(汗)

レースラップ
12.1 - 10.5 - 11.0 - 11.7 -12.0 - 11.9 - 12.3

前傾ラップで2ハロン、3ハロンが比較的速かったために後半は前に行った馬がタレてくる展開でした。

ジョブックノワは中団にいたため、馬にもう少し力があったら押し切られていたかも知れません。

ベランジェールの方が一枚格が上だったと言えます。それとルメール騎手がペースを読み切り、後方に控えた事が功を奏しました。ルメール騎手の「凄さ」を改めて出資馬で認識しました。
それとキムテツ先生の「終いを重点においた三頭合わせ」の調教が効いたのでしょうか…


個人的にベランジェールには募集時、育成時から本当に期待していて、2戦目で力がある事の片鱗を見せてくれました。この仔は「絶対に上のクラスで活躍出来る馬だ!」と思って信じていたので、勝ち上がってくれて本当に嬉しいです。

大器晩成がベランジェールに相応しい言葉となる様に、体力、筋力を付けて今後も上のクラスで活躍して貰いたいですね。

とにかく今はゆっくり休んでまた秋、冬にはターフに戻って来てね。ベランちゃん、本当にお疲れ様でした。

2024/8/18 新潟 未勝利戦 芝1400m ルメール騎手




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