今年は色々…
またしても残念な話題が上がりました。
藤田菜々子騎手引退…
原因は相次ぐ若手騎手の通信携帯端末の使用です。
競馬はイメージの悪い言葉で言えば賭博です。賭博が国に認められて公営化するならば厳重なルールに基づいて公正な運営をしなくてはならない。特定な人に有利に情報が入り、お金を得られる可能性があってはならないと言う事です。
JRA職員さんも馬券は購入出来ない筈です。
騎手は競馬開催の前日21時に調整ルームに入るが、通信端末機器は厳重に職員に管理されて利用が限定されると言うもの…
騎手から外部への通話やメール。LINE、Xなどの投稿などが禁止で、開催期間中における情報漏洩に関しては厳格な対応をしていると言う事です。
仮に土曜に東京で騎乗し、日曜は京都で騎乗するための移動手段の確認、確保や、搭乗チケットの手配などに於ける使用理由については認められていると言う。この辺りの線引きがまた微妙だなぁ…と。これに関して使用履歴の確認はないらしい。
それならば、調整ルームのオープンスペースに共用のパソコン置いて交通チケット手配専用にし、使用履歴を監視すれば良いのでは無いのか?と思いますが…
騎手と言う職業を選んだ以上はJRAが決定したルールを守らなくてはならないし、それに違反すれば処罰、解雇があっても仕方の無い事。
サラリーマンが会社の規約を著しく逸脱した行動を取れば処罰、解雇ですからね…
今回は藤田騎手はこの不祥事を受けて、自ら引退の道を選んだ様ですが、何とも残念…
そこまでに至る葛藤はあろうかと思いますが、とても残念な幕引きでした。
昨年、5月に同じ内容で処分された6人も、処分後はレース復帰して活躍もしています。その内の5人は女性騎手でした。
禊ぎを終えて復帰してからの引退でも良かったのでは無いでしょうか?
昨年の6人の中には夏に自死(推定)をしてしまった、角田大河騎手もいます。
角田大河騎手は夜の函館競馬場芝コース内に自動車で入り込み、花火を見ていた事が判明し、処分裁定がされる前に行方不明、その後に死亡が発表されていました。
若すぎて犯した罪の重さが分からない世代でもあり、それには指導と共にケアが必要な事案だったと思います。
若手騎手、女性騎手の活躍はJRAを華やかに見せてはいますが、その反面での非行、蛮行は今まで築き上げて来た先輩達のモラル醸成の文化が薄れてきています。
JRA側も新しいルール統制や、仕組みの構築をしていかないと今後も同じ事が繰り返され、再発してしまうリスクは避けられないでしょう。
今年の春にはレース中の落馬で命を落としてしまった藤岡康太騎手もいたので、あくまでも個人的な見解ですがルールを守れないレベルの責任感でこの職を続けるならば、命を落とす前に辞する…と言うのもある意味では正解なのかも知れません。
顕在化された事実に対して、思いを綴ってしまいましたが「残念」の二文字ばかりが浮かんでしまう話題でした。
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